最初は Drupal を試した
コアサーバーで、何かSNSのようなことができないかと、Drupalを試してみた。レンタルしているサーバーはPHP8.2が最新なので、Drupalの最新バージョン(11.0.5)は非対応だ。このため、Drupalバージョン10.3.6をPHP8.2の環境にインストールした。[新コントロールパネル]→[アプリインストール]→<ユーザー設定>といつも通り進み、起動までは問題はなかったが、基本的な要素の設定で素人は躓いてしまった。Drupalは、どうやら、プロが使うオープンソースのようで、設定は玄人的で、素人には難解すぎ、ネットの解説記事にも素人向けのものはほぼ見当たらなかった。「導入企業向け」に書かれた紹介記事的なものがほとんどで、ネットでお世話になることの多い「とほほ氏」についてもDrupalに関してはかなり古い記事(とほほのDrupal入門 など[2008年 Drupal 6.4])しかなく、今回はお世話にはなれなかった。唯一、「SNSをつくる パッケージ選定編(2018年)」で Drupalの導入にたどり着いたが、そこまでだった。
HumHub 1.12.3 をインストール
Drupalで挫折を味わったのち、コアサーバーの[アプリインストール]に掲載されているグループウェアを順にチェックして、使いやすそうな「HumHub」を見つけた。HumHubは “free social network software and framework” で “communication and collaboration” を簡単に成功させるツールと紹介されていて、デモ画面でも、ほぼ完成したシステムのように見えた。コアサーバーに置いてある HumHubの最新バージョン(1.12.3)を導入したが、これはPHP8には未対応だったので、いつもは使っていないドメイン(ここはPHP7.4)にインストールして、動作確認後に、いつものドメインからリダイレクトさせた。
HumHub はユーザーフレンドリーな Facebook風のSNS
HumHubはインストール直後から、Facebook風のSNSが動き出し、設定も分かりやすく、個人利用には最適と思われた。WordPressでいうプラグインに相当する「モジュール」も用意されており、Clean theme や Calendar(ともに無料モジュール)はレンタルサーバーでもきちんと動作した。テーマにもう少し選択肢があれば…とか、もう少しカラフルなら…とか思うところもあるが、「HumHubというCMSを使ってSNSを秒で作る」や「HumHubをインストールしたら最初にやっておくべきこと」といった、大いに参考になるサイトも多く心強い。