楽天リンクが非通知になる理由

コーポレート版楽天リンクで非通知(都心部)

楽天の株主優待でコーポレート版楽天リンクを2024年春から使っている。AQUOS sense6 の2番目のSIM(eSIM)として、データ通信や企業への問い合わせに便利に活用させてもらっているが、最近、ある問い合わせ電話で『通知を有効にしてからおかけ直しください』とアナウンスされ、切断されるということがあった。通信環境の悪い山間部(楽天回線につながらない山間部)で非通知になることは理解していたが、この時は都心部にいたので、「なぜ非通知」と少し驚いた。

楽天リンクが非通知になる理由はひとつだけ

楽天リンクが非通知になる問題の解説はネット上に多数あるが、内容の割に盛りだくさんの記事が多く(読むのも大変で)、あまり参考にならなかった。最近のインターネット検索ではこんな感じの発見が多く、昔のGoogle検索エンジンはもっと的確だったと懐かしく思う。検索結果の表示も、広告重視(=運営会社の利益重視)に変わり、かつて表示されていた「記事公開日」はとっくの昔になくなっている。

本題に戻るが、楽天リンクが非通知となる理由は基本的には1つで、「楽天モバイルの電波に接続できていない状態」に尽きる。楽天モバイルの電波に接続できなくても、(他社の)WiFi 接続が有効なら、仕様上、楽天リンクでの通話はできるが、この通話は「非通知」となる。このことは、デュアルSIM運用中にも起こり、「通話のデフォルト=他社SIM」で楽天モバイルの電波を確認できない機種(すべてのAndroidがこのような仕様かどうかは知らないが、少なくとも AQUOS sense6 では楽天モバイルの電波は「ない」と判断される)では非通知となる。

※¹ 楽天モバイル公式サイトには「楽天モバイルの電波に接続できておらず、Wi-Fiにのみ接続している場合には非通知になる可能性が高い」、「Rakuten Linkでの発信を通知させるためには、モバイルデータ通信、通話/音声回線ともに楽天モバイルのSIMを設定してください」と書かれている。

AQUOS sense6 デュアルSIMでのもう少し詳しい話

<都心部(楽天回線あり)では>
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「通話とSMS」で、「通話のデフォルト」「楽天SIM」または「毎回確認」とするだけでよい。運用上の都合から、当方では「モバイルデータのデフォルト」も楽天に設定しているが、実機では「モバイルデータのデフォルトが他社SIMであっても非通知とはならなかった。また、一部で言われている「WiFi」については、ON/OFFどちらでも問題なく、極端な話、「モバイルデータのデフォルト」が他社SIMで、「WiFi」が有効でも非通知にはならなかった。
※² 通話設定は「毎回確認」でよい。毎回確認としても、毎回返事を促される訳ではなく、実用上の不便はない。 

<通信環境の悪い(楽天回線につながらない)山奥>
解決策は「楽天回線に接続できるホットスポットを探す」ことで、楽天回線が全くないなら非通知となることを理解して通話するほかない。都心部での実験から、「通話のデフォルト」は「毎回確認」でよく(楽天とする必要はない)、モバイルデータのデフォルトはどちらでもよい。