WindowsでChromeを使うとインターネットに繋がりにくくなる

「WindowsのブラウザにChromeを使うとインターネットに繋がりにくくなる」 という現象が起きている。専門家の意見1を簡単に紹介すると、ChromeとWindowsのセキュリティ意識の違いから、ある環境下では、Chromeは(Windowsのセキュリティ対策に満足できずUDPを避けてより安全性の高いTCPでDNSクエリ―を出す。この時、TCPクエリーに対応できていない家庭用ルーター(の一部)で、DNSが引けなくなったり、希望のサイトにつながらなくなったり、といった問題が起きるようだ。両社とも、DNSクエリ―に関するセキュリティ基準は公開していないため、推測となるが、Windows側の暗号使いまわし基準にChromeが満足していないことが主因となっている模様だ。

当方もブラウザにChromeを使っていたが、何となく、繋がりが悪いような気がしていた。このため、(意識せず)DNSにルーターIPではなく、8.8.8.8 とか 1.1.1.1 を指定していたが、この場合には上記の現象は発生しないとのことだ。詳しくは「Windows Chrome dns tcp」で検索してみよう。

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  1. WindowsのChromeやEdgeでネットにつながりにくくなる現象、一部の家庭用ルーターが原因かも?(遠山 孝 2023年8月1日)https://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/1520427.html ↩︎