Windows To Go で Cドライブの容量不足を解消する - 故障した内蔵ドライブeMMCの代替にもなる

Windows To Go

マイクロソフトは、2019年まで、外付けUSBからWindowsを起動できる Windows To Go というシステムを提供していた。現在では、マイクロソフトのこの機能は削除されて使えなくなっているが、サードパーティ(Rufusなど※¹)には、同様の機能を実現できるアプリがある。マイクロソフト版「Windows To Go」は、Windows10 Enterprise と Windows10 Education が対象で、起動ドライブも指定のUSBメモリのみだったが、Rufus版にはこの制限はなく、Windows 10, Windows 11 全バージョンに対応しており、速度さえ出ればUSBでもSSDでもよいことになっている。

※¹ EaseUS OS2GO、Hasleo WinToUSB といったものもあるが、ここでは触れない。

Rufus版 疑似Windows To Go

Rufus版「Windows to Go」をはじめて使ったのは、2022年11月で、同年11月7日に ASUS e203MA の内臓eMMCが故障したことがきっかけだった。手持ちのスティック型250GBSSD「バッファロー SSD-PUT250U3-KA」を使って、Rufus版「Windows to Go」を構成、実用になることを確認、その後、1年以上 ...Celeron N4000 なのでそれなりだが... 使っていた。認証については、eMMC時代の e203MAで Windows 11 の認証を獲得していたので、Rufus版「Windows To Go」でも Windows 11 は問題なくデジタル認証された。

実用になったSSD

次のSSDが実用になり(当方の経験)、かつ価格もリーゾナブルなのでお薦めだ。公称転送速度が同程度でも、Windows To Go では遅くて使い物にならないSSDもあった(例えば、バッファロー ポータブルSSD SSD-PG240U3-BA 240GB など)ので注意が必要だ。

バッファロー SSD-PUT250U3-KA 256GB    リード時約430MB/s

トランセンド ポータブルSSD ESD310C 128GB  読出し最大1050 MB/s 書込み最大700 MB/s、Type-A/Type-C 両対応

HIKSEMI 極小外付けSSD 128GB Type-C     最大転送速度450MB/s

このうち、トランセンド ESD310C は体感速度も速く、おすすめだが、USB端子からのでっぱりが気になる向きには、HIKSEMI 極小外付けSSD をお薦めする。容量は共に128GBで充分で、それ以上が必要な場合、記憶域なら microSD で拡張できる。 

Windows To Go の用途

Windows To Go のメリットは、Windows のポータビリティといわれているが、ここではちょっと違った視点から、Windows To Go の利用価値を評価した。最近の小型PCには内蔵ドライブが交換できないものが少なくないが、このようなPCで、「①Cドライブが小さすぎたり(32GB以下)」、「②メモリが少なすぎたり(2GB以下)」して、Windows update が不可能になり、PC寿命と判断された場合や、必要量の仮想メモリが確保できず動作が不安定となった古いPC ※²でも、Windows To Go を使えば復活させることができる。③eMMC故障のため文鎮化したPCも Windows To Go で再利用が可能だ。Windows To Go を使う場合には、ドライバ導入を容易にするため、元のCドライブの「ドライバ領域※³」をコピーしておくことがすすめられる。

※² 例えば、〈内蔵eMMの小さい〉HP Thin Client T430 なども実用PCに転用できる。
※³ 以下の領域を保存しておく。\Windows\System32\DriverStore\FileRepository

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